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歯列矯正について「歯科衛生士」がサクッと解説!

この記事は

こんなお悩みを解決します。

ハガスキー

矯正専門医で勤務する現役歯科衛生士が、安心して矯正治療を始めるための情報をお届けします!

それでは早速いきましょう!

目次

歯列矯正の基本知識

歯列矯正とは、矯正装置を使って歯並びや咬み合わせを整える治療です。

審美的な面で矯正治療を希望される方が多いですが、整った歯並びは審美性の向上だけでなく、咬み合わせの改善、虫歯や歯周病の予防、発音の向上など、たくさんのメリットをもたらします。

審美的って何ですか?

ハガスキー

審美的っていうのは、見た目の美しさのこと。
ここでは、歯列矯正で歯並びが整うことで笑顔が美しく見えることを審美的って表現するよ。

矯正装置の種類

歯列矯正には、さまざまな装置を使った治療法があります。

自分に合った装置を選ぶことで、快適で効果的な矯正治療を受けることができます。

矯正治療の方法


金属ブラケット

最も一般的。強度と耐久性が高く、複雑な歯並びにも対応可能。

金属なので矯正器具が目立ちやすい。

審美ブラケット
(プラスチック製やセラミック製)

金属に比べて目立ちにくいため、見た目を重視する方にオススメ。

ブラケットが割れる可能性があり、金属よりも強度や耐久性が劣る。

マウスピース(インビザライン)

着脱可能なので食事や歯磨きがしやすい。

目立たず快適な矯正を希望する方にオススメ。

重度の歯列不正など、症例によっては適用できない場合がある。

舌側(裏側)矯正

歯の裏側にブラケットを装着する方法。

目立たない矯正を希望する方にオススメ。

舌に直接ブラケットが当たるため、違和感や発音への影響が出やすい。

いっぱい種類があるんだね。

治療の流れ

歯列矯正は、初診から装置の装着、定期調整、保定まで、段階的に進められます。

ここでは、矯正治療の一般的な流れを紹介します。

STEP
初診と相談

初診では、歯並びの状態を確認し、矯正の必要性を判断します。

患者さんの要望を聞き、最適な治療法について相談します。

ここで、歯科医師や医院の雰囲気をチェックできるといいでしょう。

STEP
診断と治療計画

精密検査で得たレントゲン(パノラマ・CT・セファログラムなど)や口腔内写真、顔貌写真、歯型などの資料を基に分析を行い、具体的な治療計画を立てます。

診断では、治療の目標や期間、費用について説明します。

治療方針に対するメリット・デメリットを明確にしましょう。

STEP
矯正装置の装着

治療計画に基づき、矯正装置を装着します。

個人差はありますが、装置装着後は違和感や、翌日あたりから痛みが出ることもあります。

矯正中に食べられなくなりそうなもの(粘着性のあるものや噛みごたえのあるもの)は、矯正期間中は制限がある場合があるので、装置装着までに楽しんでおきましょう!

STEP
定期調整と経過観察

定期的に通院し、装置の調整や歯の動きを観察します。

調整は通常1ヶ月に1回程度で、その都度治療の進捗を確認します。

STEP
保定

矯正終了後、リテーナー(保定装置)を装着し、歯の位置を安定させます。

歯(主に前歯の裏側)に細い針金を直接接着する固定式リテーナーや、取り外しが可能な可撤式リテーナーがあります。取り外し可能なリテーナーの中にもマウスピースタイプなど種類は様々で、歯科医師によって症例に合ったリテーナーを選択します。

保定期間は、歯が元の位置に戻るのを防ぐために非常に重要です。

歯列矯正って歯が並んだら終わりってわけじゃないんだ。

歯列矯正のメリット・デメリット

矯正治療には、審美性や健康面でのメリットがたくさんありますが、費用や治療期間などのデメリットも考慮する必要があります。


審美性の向上

歯並びが整うことで自信をもって笑えるようになる。

清潔感や美しさが向上し、自己投資としての価値も高い。

口腔ケアの向上

歯磨きがしやすくなりプラークの蓄積を防げる。

発音の改善

歯並びが整うと発音が明瞭になることがある。

長期的な健康維持

顎関節症や頭痛のリスクが減る。

将来的な歯科治療の必要性も低減し、治療費の削減に繋がる。


高額な費用

治療法や地域によって異なる。一般的には数十万円から数百万円程度

長期の治療期間

治療期間は通常1.5年から3年ほど。矯正治療中は、1ヶ月に1回程度の通院が必要。

物理的な不快感

装置装着に伴う痛みや不快感、物理的な刺激により口内炎ができたり粘膜が傷つくことがある。装置によっては喋りにくさが出る場合がある。

生活習慣の変化

矯正中は食事制限や特別な口腔ケアが必要になるため影響が出やすい。

後戻りのリスク

リテーナー(保定装置)の装着を怠ると後戻りのリスクが上がる。使用方法や装着期間を守ることが重要。

矯正治療を選ぶ際は、クリニックの信頼性や治療費、装置の種類を総合的に比較しましょう。

矯正専門医の資格や実績、費用面での負担を考慮し、自分に合ったクリニックと治療法を選ぶことが大切です。

歯列矯正は、時間と費用がかかるものの、美しい笑顔や健康的な口腔環境を手に入れるための有効な手段です。迷いがある方も、一歩踏み出して、より自信のある笑顔を目指してみませんか?

長期的な視野で考えれば、矯正治療は価値ある投資となるでしょう。

ハガスキー

治療の利点と課題を総合的に判断し、自分の生活や目標に合った選択をしましょう!

はい!

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この記事を書いた人

現役の歯科衛生士
美しい笑顔をつくる歯列矯正を布教したい。推しコスメも紹介してます。

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