歯列矯正の種類
こんにちは!ハガスキーです!
「歯並びを整えたいけど、どんな種類があるの?」
「種類によって金額や期間が違うのかな?」
「わからないことだらけで不安・・・」
歯列矯正を始めたいと思っても、不安や疑問を払拭しきれず、なかなか踏み込めない方も多いのでは?
この記事で不安や疑問を解消し、キレイな歯並びを目指しましょう!
歯列矯正って?
歯列矯正治療は、歯並びが悪いことで起こる見た目や機能面での悩み、それに伴うトラブルを解決することを目的に行います。
- 歯並びが気になり、人前で思いっきり笑えない
- 歯磨きがしづらい
- 発音が不明瞭
- 食べ物が上手く噛めない
- 口を自然に閉じられない
このように、歯並びや噛み合わせが悪いことを「不正咬合(ふせいこうごう)」といいます。
これらに対する悩みを解決するために、矯正装置を使って歯並びを整えます。
矯正治療には時間と費用がかかるものの、美しい笑顔や健康的な口腔環境を手に入れるための有効な手段になります!
歯列矯正の種類
ここからは、装置の種類についてわかりやすく説明します。
主に、「ワイヤー矯正」「舌側(裏側)矯正」「マウスピース矯正」があります。
なになにー?
ワイヤー矯正
歯の表側に「ブラケット」と呼ばれるものを装着し、ワイヤーを通して歯を動かします。
ワイヤー矯正のメリット
- 最も一般的な方法で適応範囲が広く、難しい症例にも対応可能。
- 強度と耐久性が高い。
- 取り外し不要。
ワイヤー矯正のデメリット
- 金属なので、矯正装置が目立ちやすい。
- 装置で口腔内を傷つけることがある。
- 矯正装置が外れるのを防ぐために、硬い食べ物や粘着性の強い食べ物などが制限される場合がある。
- 装置が外れた場合はクリニックで対応してもらう必要がある。(通院回数が増える)
- 食べ物が挟まりやすくなり、歯磨きなどのセルフケアがしづらい。
- 金属アレルギーの人は対応できない場合がある。
- チタン製など、アレルギー対応できる場合もある。
見た目が気になる人には、審美ブラケットを選択するのもありかも!
目立ちにくいブラケットがあるの?
審美ブラケット
ワイヤー矯正のブラケットがプラスチックやセラミック、ジルコニアで作られたもの。
金属製のメタルブラケットに比べると、半透明や白で目立ちにくいことが最大のメリットです。
その一方、ブラケットが割れる可能性があり、金属よりも強度や耐久性が劣ることや、費用が金属製より上がるなどのデメリットがあります。
舌側(裏側)矯正
舌側矯正では歯の裏側にブラケットをつけてワイヤーを通します。
先ほどワイヤー矯正では表側に装置をつけることをお話ししましたが、その裏側バージョンです。
舌側(裏側)矯正のメリット
- 表側矯正と同様、取り外し不要で強度と耐久性が高い。
- 表側からは、ほぼ矯正装置が見えない。
舌側(裏側)矯正のデメリット
- 表側矯正に比べ、歯科医師の手間や高い技術が必要になるので、費用が高くなる。
- 表側矯正よりも矯正力を弱める必要があるため、適応範囲が限られる。
- 口腔内を傷つける可能性や痛み、食事の制限がある。
- 表側矯正よりも歯磨きやフロスなどの清掃が更に難しくなる。
- 慣れるまで喋りにくい。
マウスピース矯正
ブラケットやワイヤーは使わず、透明のマウスピースを矯正装置として使用します。
よく聞く「インビザライン」もマウスピース矯正の種類のひとつです。
デジタル技術で精巧なオーダーメイドのマウスピースを作製。
治療段階に合わせて新しいマウスピースと交換していくことで歯を少しずつ動かしていきます。
マウスピース矯正のメリット
- 周囲の人がほぼ気づかないほど目立ちにくい。
- 着け外しができるため、食事の制限がなく歯磨きもしやすい。
- 歯ごとに適した力をかけられるため、ワイヤー矯正と比べて痛みを感じにくい。
- 金属で口腔内が傷つかない、金属アレルギーの心配がない。
歯列矯正のデメリット
- 適応できる症例に限りがある。
- 装着時間を守らないと治療の効果が出ない。
- マウスピースの洗浄などの自己管理が必要。
- 食事や歯磨きの時は必ず取り外しが必要。
他にはこんな矯正方法もあります!
ハーフリンガル矯正
上顎だけ舌側矯正、下顎は表側矯正という方法。
装置の目立ちにくさや喋りにくさなどのデメリットを減らしつつ矯正治療を行います。
コンビネーション矯正
矯正治療の前半をワイヤー矯正(舌側矯正含む)、治療の後半をマウスピース矯正で行う矯正方法。
ワイヤー矯正の歯並びに対する適応範囲の広さで歯を動かし、後半のマウスピース矯正で快適に治療期間を過ごすことができます。
部分矯正
前歯だけなど、部分的に歯列を整える方法。
ワイヤー矯正・マウスピース矯正ともに、部分矯正を導入しているクリニックであれば対応可能です。
ただし、部分矯正は見た目だけでなく、噛み合わせなども総合的に評価する必要があるので、適応する歯並びが限られます。
希望する治療方法を提供しているクリニックに相談に行ってみることをオススメします!考えがまとまりやすいよ!
自分に最適な治療法は?
ワイヤー(表側)矯正 | ワイヤー(裏側)矯正 | マウスピース矯正 | |
症状の適応範囲 | ◎ | 〇 | 〇 |
目立ちにくさ | △ | ◎ | ◎ |
違和感や痛み | △ | △ | 〇 |
費用(目安) | 50~100万円 | 90~140万円 | 40~100万円 |
治療期間(目安) | 1~3年 | 1.5~3年 | 1~3年 |
通院の頻度 | △ | △ | 〇 |
※治療期間や費用は個人差があります。
それぞれ特徴が違うのは一目瞭然ですね。
費用、治療期間、痛みの感じにくさ…何を重視して治療方法を決めるかを考えてみましょう。
快適な矯正生活が送れますように!